「今日丈けは 怒るな 心配すな 感謝して業をはげめ 人に親切に 朝夕合掌して心に念じ 口に唱えよ」
これは、レイキ(靈氣)の肇祖(ちょうそ:肇められた先生)臼井甕男先生の言葉(至福の秘宝 萬病の靈薬)です。
先日、丸山先生(お世話になっているお医者様)から「明日はないと思って、今日を生きなさい」と言われ、最近、「今」とか「今日」などの関係する言葉をよく耳にするなと思っていました。
前記した臼井先生の言葉は、「五戒」とも呼ばれ臼井先生の根幹をなす言葉です。
「今日だけは、怒るな」
「今日だけは、心配するな」
「今日だけは、感謝して」
「今日だけは、仕事、役割、やるべきことに励め」
「今日だけは、人に親切にする」
この「今日だけは」という言葉に大きな力が存在します。
つまり「今日だけは」と言う気持ちを忘れないで、毎日この五つを行動する。
それは結局、これからの日々を「五戒」を意識して過ごすことになります。
「今日だけは」の繰り返しが、「毎日」になるのです。
今日を生きるの積み重ねが一生に繋がります。
「喜怒哀楽」という言葉があるように、私たちの心には様々な感情が存在します。
感情をコントロールするのは、とても難しいことです。
だからこそ、意識を向けることが生き方を変えることに繋がります。
お釈迦様の有名なお話です。
ある時、お釈迦様の言うことなすこと、ことごとく軽蔑的で無礼で辛辣な態度をとる人がいました。
その人は、お釈迦様が口を開くたびに、嘲笑い、バカにする態度をとりました。
それでもお釈迦様はその人に敬意を払い、慈愛に満ち溢れた態度をとり続けました。
その人は不思議に思ってこうたずねました。
「毎日私に、侮辱され,気に障るようなことを散々されてきたのに、どうしてそんなに慈愛に満ち、寛容でいられるのですか?。
私が侮辱するたびに、あなたは慈愛に満ちた反応をします。
どうしてそんな態度でいられるのですか?」
お釈迦様はその人に逆に質問をしました。
「誰かから贈り物を差し出されてもそれを受け取らなかったら、贈り物は誰のものになるか、わかりますか?」
この言葉でその人は絶句すると共に大いなる気づきを得られました。
言葉にしても、行動にしてもいずれ自分に返ってきます。
良いことも、悪いことも。
「正しい」と思うことも人それぞれ違います。
今日は、何回「ありがとう」と言いましたか?。
何回「ありがとう」と言われましたか?。
私たちは、一見誰かの為にと思い行動しているつもりですが、その根底に存在しているのは、常に自分のことしか考えていない自分です。
そこに氣づきましょう。
さて、「今日だけは」と思って行動すると、心の負担も軽くなるような氣がします。
どうです皆さん、何をやっても長続きしないと思っているとしたら、「今日だけは」という軽い気持ちでやってみませんか?。
「今日だけは」・・・。