【龍池山 松尾観音寺】(伊勢市楠部町松尾山)
龍神伝説の残る日本最古の厄除け観音寺
奈良時代の始め(712年)、行基が伊勢神宮参拝のおり、松尾山に雄・雌の龍が住むと伝えられる池があることを知り、その池のほとりに自ら観音様を刻み寺を創建したと伝えられる日本最古の厄除観音です。
創建以来、本山も末寺も檀家も持たず、既成宗派にも属さない形態の祈願寺です。御本尊は『十一面観世音菩薩』と『地蔵菩薩』『毘沙門天』と龍神伝説に因み、「災難除け」「縁結び」などにご利益があるお寺です。
上の写真は、本堂の床を張り替えて1~2年後に自然にお姿を現した龍神様です。
たぶん雑誌だったと思いますが、偶然この写真を見つけて「こんな不思議な事があるんだ」と驚いたことがあったので、それでこの龍神様の存在は知っていました。
それがまさか伊勢市にある松尾観音寺とは夢にも思わず、実際に龍神様の姿を目の当たりにした時には本当に驚き、この龍神様とのご縁をいただき<ありがたい気持ち>でいっぱいになりました。
(添付の写真、ちょっと見ずらいです。すみません。)
<龍神伝説>
本堂の裏に龍池と呼ばれる2つの池には、東の池に雄龍、西の池には雌龍が住んでおり、観音様をお守りしていると言われています。
約600年前の応永10年5月に本堂が火災に遭った時、この二体の龍神様がお姿を現し、雄龍は燃える炎を飲み込みながら舞い降り、観音様を自らの体で巻き付け、雌龍は池の水を炎に吹きかけ観音様を火災から守ったという伝説があります。
伊勢神宮の鬼門を守る寺【朝熊岳金剛證寺】(伊勢市朝熊町)
伊勢神宮の鬼門を守る寺として、神宮の奥の院ともいわれ「お伊勢参らば朝熊をかけよ、朝熊かけねば片参り」と伊勢音頭にも唄われ、参拝する人々は金剛證寺に参拝するのが常でした。
草創は古く欽明天皇の頃、暁台上人によって開かれ、平安時代に空海によって堂宇が建立され、密教の修行道場として隆盛を極めました。その後鎌倉建長寺の法系である仏地禅師が法燈の衰微を嘆き再興して以来、禅寺に改められ、現在は臨済宗南禅寺派の特例地です。
御本尊の福威智満虚空蔵大菩薩は秘仏で、伊勢神宮の遷宮の翌年、二十年に一度の御開帳となっています。
鬼門のお寺ということで、牛と虎の像が守っています。また牛の頭の上には、小さな大黒様が立っていますよ。
<朝熊山山頂 八大龍王社>
朝熊山山頂から見る景色はとてもきれいで、天気が良ければ富士山も見えます。
そして、この地に鎮座しているのが、八大龍王様です。
◆朝熊岳八大龍王社略縁起より
天長年間、弘法大師は当山の三鈷洞に泊まられた時、山神夢に現れて云う「我等は八大龍王なり、佛が世にあった時、『仏法の広まる地に現れ仏法を加護せよと』佛の命を受けたり、今この山に堂舎を建て、求聞持法を修する時、我等の為に一宇を建て鎮守とすれば、我等永くこの山に在って仏法を護り諸々の勝益を施そう、更にもし人々が我等に帰依し名を称え、念ずれば、必ず其の願いに従い利益を与えよう。」との神託により、小宇を建立し八大龍王を祀ったのがその起源であります。
近年当山八大龍王尊の威徳の偉大なること、篤信の方は言うに及ばず種々殊妙の功徳を得る方多き事は、広く人々の知る所であります。
因みに八大龍王は、釈尊が世に在った時、常に説法の席に在り悟りを開かれたが、佛の命に従い衆生済度のため、龍形のまま現世に在って、世の中を利し、人々を救済することを本願とされています。
◆八大龍王神名陀羅尼
難陀龍王(ナンダリュウオウ) 沙伽羅龍王(シャカラリュウオウ) 徳叉伽龍王(トクシャカリュウオウ) 摩那斯龍王(マナシリュウオウ) 跋難陀龍王(バツナンダリュウオウ) 和修吉龍王(ワシュキツリュウオウ) 阿那婆達多龍王(アナバダッタリュウオウ) 優鉢羅龍王(ウハラリュウオウ)
※龍王の御神性は省略します。ぜひお参りに行って「朝熊岳八大龍王縁起」をお読みください。
私はお参りに行くときは、基本一人で行くのですが、八大龍王社へのお参りときは友人家族と一緒で5人で行きました。
お参りは一人で行くより、多くの人と行く方が神様が喜ぶと聞いたことがありますが、龍神様がとっても喜んでくれたみたいで、その日は朝から大雨、どしゃぶりでした。(前日は良い天気だったのに)
さすが水の神様、大雨で私たちを祓い清めていただきました。(ありがたーい)
いろいろな所にお参りに行きましたが、傘をさしてのお参りもあまり経験なく、今のところこの八大龍王様が一番の大雨です 笑。
それだけ強いエネルギーをもった龍神様だと思います。
龍神様は、水の神様、お金の神様です。 お金は流(龍)通してこそ価値がでます。ぜひお参りに行きましょう!。
そして、思っていた通り、次の目的地、名古屋の熱田神宮に向かって移動を始めたら、雨も小降りになり、熱田神宮に着いた頃には、良い天気になっていました 笑。
◆近年の龍神様
もしかしたら東日本震災の後からなのか、龍に関する書籍もよく目にしますし、龍に関することを発信する人が増えたような気がしています。
きっと地の時代から風の時代に変わり、ますます龍神様が活躍する時代に入ったのかもしれませんね。
だから龍神様は、龍の存在がわかる人を使って、「誰かの為に役に立ちたい!」という気持ちを伝えているんですね。きっと。
みなさんが幸せになる時代が近づいているような気がします。
さあ、皆さん! お参りに行きましょう!。
神様は、その人に必要なご縁を繋いでくれますよ!