昨日、アーシング、グラウンディングという言葉を耳にしてふと思い出したことがあります。
今日はそのことを紹介します。
アーシング(Earthing)とは、地面と繋がることで、靴下や靴を脱いで、素足や素手で直接大地にふれることです。
グラウンディング(Grounding)とも呼びます。
以前、私が「マンションに住んでいる」ことをかかりつけ医の先生と話した時、「人間にとって地面に触れることは、太陽の光、空気、水、食物と同じくらい大事なことだから、あまり高い階層に住むと受ける地球のエネルギー量が少なくなる」というようなことを言われました。
地球には電磁気があり、電磁気そのものが自然の本来の働きなんですね。
アメリカ先住民のラコス・スー族の首長で、執筆家、教育家として知られているルーザー・スタンディング・ベアの言葉です。
「昔の人々は、土地が好きだ。母なる大地のパワーに触れるため、地面に彼らは座った。大地に触れることは良いので、老人たちはモカシンを脱いで神聖な地球の上を裸足で歩いた。土は気分をリフレッシュさせてくれた。身体を強くしてくれた。浄化して癒してくれた。」
裸足で土の上を歩くなんで、最後はいつだったのかまったく思い出せないくらい長い間したことがないです。
生活が便利になると同時に、地球から離された生活をしている事に気がつきました。
そしてもう一つ思い出した文があります。
「この美しい土地のことを、決して忘れはしない。
わたしたちを生んでくれた 母なる大地を。
・・・・・・・・・
あらゆるものが つながっている。
わたしたちが この命の織物を織ったのではない。
わたしたちは そのなかの 一本の糸にすぎないのだ。
・・・・・・・・・
わたしたちが 大切にしたように
この大地を 大切にしてほしい。
・・・・・・・・・
そして あなたの子どもの
そのまた 子どもたちのために
この大地を守りつづけ
わたしたちが愛したように 愛してほしい。
いつまでも。
どうか、いつまでも。」
〔シアトル『父は空 母は大地』(寮美千子編・訳)〕
1854年アメリカ第14代大統領フランクリン・ピアスはインディアンたちの土地を買収して、居留地
を与えると申し出、翌年インディアンの首長シアトルはこの条約に署名をしました。
そのとき、シアトル首長が大統領に宛てた手紙(演説とも言われています。)が、この「父は空 母は大地」です。
一遍の詩になっていますが、人間にとって重要なことが見事に表現されていると思います。
ここでは、かなり省略しましたが、実際の文はとても長いです。
人類はいつの時代も自分の利益しか考えず、時に争い、侵略し、大切なものをたくさん失ってきました。
その愚かさを再認識させられました。
ぜひ一度読んで見てください。