八幡宮の歴史は平安時代に遡り、坂上田村麻呂が東夷征伐に際して、武運長久を祈念すべく、守護神である宇佐八幡宮を現在の岩手県奥州市水沢区に勧請し、鎮守府八幡宮を創祀したのが始まりです。
その後室町時代に、奥州探題大崎氏が自領である現大崎市田尻に遷祀し、大崎八幡宮と呼ばれました。
大崎氏の後は、仙台藩祖伊達政宗公が居城である岩出山城内にご神体を遷し、仙台開府後仙台城の乾(北西)の方向にあたる現在の地を神域と定め、慶長12年(1607年)に仙台藩総鎮守として鎮座された神社です。
昭和27年に社殿は国宝に指定されています。
御伸徳は厄除け、除災招福、必勝・安産の神として篤く尊崇されており、乾(戌亥)の守護神ともされ戌歳、亥歳生まれの人々からは格別の崇敬を受けています。
では、二の鳥居からご案内しましょう。
二の鳥居を潜って橋を渡ると左側に大日如来様が祀られています。
大日如来様もお参りをお忘れなく。
そして、石段を登ると三の鳥居です。
少し長い参道を進んでいくと右側に手水舎がありますので、お清めを忘れずに、そしてその先が社殿です。
お参りに行ったのが、一日だったので神職が祝詞をあげている最中でした。
境内には放し飼いにされている二羽の綺麗な鶏がいるのですが、この日は社殿の右側で、静かに祝詞を聞いているように見えました。
祝詞を聞いている参拝者がいつもより多く見受けられたので、少し残念でしたが、鶏の写真を撮ることは控えました。
境内に祀られている
諏訪大社の御祭神、建御名方神(たけみなかたのかみ)です。
鹿島神宮の御祭神、武甕槌神(たけみかづちのかみ)です。
宇宙創造の神、天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)が祀られています。
斎藤一人さん(実業家、「銀座まるかん」の創設者。2003年には累計納税額で日本一)を始め多くの方が唱えている言葉があります。
それが、
「アメノミナカヌシ様、お助けいただきましてありがとうございます。」です。
お守りの言葉です。
お稲荷様と龍神様もお祀りされています。
龍神様をお参りしていたら、突然風が吹いてきました。
もしかすると龍神様から歓迎されたかもしれません。
大崎八幡宮は、仙台ではとても有名な神社ですが、境内の新鮮な空気を吸いながら境内をゆっくりと歩くのは、身を清められ心が軽くなる感じがします。
時には、このような空間に身を任せてみるのもいいのではないかと思います。
ぜひ、お参りにお越しください。