ある日、お釈迦様は弟子たちに「托鉢というのをやりたい」と言いました。
お釈迦様は、托鉢に向かう弟子たちにこう伝えたそうです。
「裕福な家ではなく、貧しい家を回りなさい。貧しい人たちは自分が貧しいので人に施しができないと思い、今まで施しをしてきませんでした。だから貧しさから抜け出せずにいるのです。その貧しさの苦海から救ってあげるために、あななたちは托鉢に出向くのです。」
今でも街中や駅前で托鉢をしている僧侶を見かけます。
托鉢中の僧侶は、お布施をいただいても「ありがとうございます」とは言いません。
お布施は財施をする人と僧侶がお互いにお布施をしあう修行なので、お金を受け取ることに対する感謝の言葉はありません。
本来は、自分が「ありがとうございました」と頭を下げるのが正しい作法です。
托鉢をしている僧侶は、お金をもらうために立っているのではなく、もらってあげるために立っているのです。
こういった因果関係がわかると、こちらから「ありがとうございました」と言えるようになるのではないかと思います。
お金が余っているから「喜捨」するのではなく、先に生活に差し触りないお金や物品を差し出すと、それが喜ばれる形で使われた結果として、帰ってくる。それが「宇宙の法則」です。
だから、お金は先に出すと言われているわけです。
ゆとりがないから施しができないと思っているから、ゆとりのない生活が続いています。
もちろん、節約をする貯金をすることは大事です。
そういう日々の生活の中で、誰かの役に立つ、いわば生きたお金の使い方をすることで倍になって帰ってきます。
またお金として返ってこなくても、様々な形で返ってきます。
投げかけたものは帰ってくる。
返ってくるときは倍返しです。
プラスもマイナスも必ず倍返しです。
人の悪口、批判などをいつも言っていると、同じような事が自分に返ってきます。
不機嫌でいると、不機嫌になる出来事が返ってきます
笑顔でいると、笑顔になる出来事が返ってきます。
感謝をしていると、感謝されることが返ってきます。
投げかけたものは返ってくる。
投げかけないものは返らない。
それが宇宙の法則であり、お釈迦様の教えです。
たまに必要以上に節税に知恵を絞っている人を見かけますが、税金を払うのは社会貢献です。
宝くじを買うことに批判的な人もいますが、宝くじを買うことも社会貢献です。(宝くじを買うことを進めているわけではありません。)
入ってきたら出す。
出すから入ってくる。
これがお金の「循環の法則」です。
お金の使い方で良く聞くのは「死に金を使わない」です。
裕福な生活を営んでいる人が、好き勝手にお金を使っているかというと、決してそういうことはなく、本当に必要なものにはお金をかけますが、日々の生活は質素倹約の方が多いと感じます。
けっして無駄なお金は使わず、生きたお金の使い方をしているのですね。
またよく寄付をする方がいますが、こういう方は必ずお金が回っきます。
お金は寂しがりやさんなので、仲間がいるところが大好きです。
このように生きた使い方をするとお友達をたくさん連れて帰ってきてくれるんですね。
お金もエネルギー体です。
ですから無限に存在します。
限られた数を取り合いしているわけではありません。
さらに脳や潜在意識の働きを知ると、より豊かな人生を引き寄せられると思います。
興味のある方はぜひ学んでみてください。
学びは財産です。
学んだことは誰にも取られることはありません。
いかがだったでしょう。
これを機会にお金の使い方、日々の思考、行動を見つめ直す機会になればうれしいです。
ぜひ、より幸せで豊かな生活を引き寄せてください。
一人が豊かになると、その周りが豊かになります。
そして、さらにその周りが豊かになります。
そうすると、いつかきっと社会全体がより豊かにより幸せを感じられる世界になるはずです。
最後に、ちょっと学んでみよっかな~と興味を思った方に私のおススメの本をご紹介します。
ただ読み進むのではなく、参考書や教科書のように使ってみるとより効果があると思います。
左から
【日本人こそ宇宙にお願いすればいい】
吉岡純子著 フォレスト出版
【大丈夫! すべて思い通り。】
Honami著 KADOKA
【「風の時代」は好きなことで稼ぐ】
KIKO著 KADOKAWA