古代から日本人にとって富士山は特別な存在ですね。
東北出身の私が初めて富士山を目の当たりにしたのが、22歳の時でした。
あの感動は今でも忘れませんし、富士山を見るたびに同様の感動を得ます。
東京など各地に富士見と名の付く場所がたくさん存在します。
日本人の富士山に対する思いが伝わってきます。
その富士山の神が木花之佐久夜毘売(コノハナノサクヤビメ)です。
木花之佐久夜毘売は、美しい木の花を象徴する女神さまです。
天孫降臨をした天照大御神の孫である瓊瓊杵尊(二二ギノミコト)の奥さんであり、大山祇神(オオヤマツミノカミ)は父になります。
私が退職する前に勤めていた職場に祀られていた神様が 大山祇神 でしたので、木花之佐久夜毘売が娘さんと知ったときには、そのご縁に驚きました。
気が付かないだけで、何かしらのご縁で繋がっているのですね。
上の写真は、富士山本宮浅間大社(静岡県富士宮市)です。
平城天皇の勅命を奉じ坂上田村麻呂が社殿を築いたと言われています。
主祭神は木花之佐久夜毘売で、別称を浅間大神といわれ、富士山を守る女神として知られています。
配祀 瓊瓊杵尊 大山祇神
由緒書によると、第七代考霊天皇の御代、富士山が噴火し、人民が離散し国内が荒れ果てたので、第11代乗仁天皇は、富士の神霊を山足(山麓)の地に鎮座したのが、浅間大社の創祀です。
その後大同元年(806)に坂上田村麻呂が勅命により、山宮より大宮(現社地)に遷し奉ったのです。
女神さまの神社だからなのでしょうか、とっても優しいエネルギーに溢れている気がします。
富士宮市は富士山からの伏流水が豊富です。
境内にも池があり、綺麗で豊富な水で溢れています。
お近くに行った際は、ぜひお参りしてみてはいかがでしょうか。