誰もが持っている脳の素晴らしい仕組み、それを網様体賦活系(もうようたいふかっけい)と言います。
通称、RAS(Reticular Activating System)と呼ばれています。
「RAS]というのは、ほ乳類の脳幹にある「網様体」という神経の集まりで、体の生命活動を維持する働きです。
私たちは、1日に約6万とも言われる莫大な情報が入ってくるそうです。
これは江戸時代の人達の一生分の情報量だとか?。
凄すぎません?。
脳がこれだけの情報量をすべて処理したら、脳はパンクしてしまうことでしょう。
そのために、このRAS機能が存在しているのです。
この莫大な情報の中から、その人に必要な情報を選別し、伝えてくれるのがこの「RAS」です。
情報の整理をしてくれているのですね。
例えば、
皆さんが「赤い車が欲しい」と思ったとします。
そうすると、路上を走っている時も、やたら赤い車が目につくようになります。
女性が妊娠すると、自分と同じように妊娠した女性が増えていると感じるという話は有名です。
また、騒音の多い人混みの中で、自分の名前を呼ばれても聞き取れる。
すべてが「RAS」機能の働きです。
RAS機能には「GPSシステム」が備わっています。
自分がどこに行きたいのか、それさえわかっていればGPSが導いてくれます。
大事なのは、どこへ行きたいのかであって、どうすれば行けるのかを考える必要はありません。
目標さえ決めれば、RASがそこへたどり着くための情報を集め始めます。
「思考は現実化する」
これはナポレオン・ヒルの有名な言葉ですが、RASが現実化する手伝いをしてくれているのです。
RASは、考えることや関心を向けていることを、だんだんと潜在意識に染み込ませていきます。
そして、その染み込んだ情報が現実となって出現するのです。
だからこそ、前向きな考えを染み込ませていく必要があります。
RAS機能も「現実」と「イメージ」の区別がつきません。
そして、思考だけではなく視覚も使うと現実化のお手伝いになります。
コルクボードなどに、望む現実の写真や雑誌の切り抜きを貼ったりして、その現実を実現した自分を妄想(ニヤニヤ、ワクワク)する。
これも「夢をかなえる宝地図」(by望月俊孝著)で有名な行為ですが、効果はバッグンです。
「思考は現実化する」というより、潜在意識の奥深くに刻まれた「思い込み」が現実化するのです。
誰にでもあるこの「RAS機能」
どう使うかはあなた次第です。
同じ現実しか見えないのは、同じ思考を繰り返しているからであり、出している周波数も同じだからです。
そこから抜け出し、自分が望む現実にするには、上手く「RAS機能」を使いましょう。
このブログを何度も読んでいる方は、RASをどう使えばいいかお分かりですね。
さあ、今この瞬間から、新しい自分との出会いが始まります。
※潜在意識をクリーニングする4つの言葉(byホ・オポノポノ)
「ありがとう」「ごめんなさい」「許してください」「愛しています」