福沢諭吉の「学問のすゝめ」ではありませんが、今日は「読書のススメ」をお届けします。
いつからこんなに本屋さんが減ってしまったんでしょうか。
昨今は本離れと言われるほど、出版業界も大変なようです。
でも本屋さんは、魔法の世界かもしれません。
何げなく本屋さんに入り、何げなく手に取った1冊の本がその後の人生に大きな影響を与える。
そんな経験をしたことがある人もたくさんいるのではないでしょうか。
私は、以前は文庫本や新書が多かったのですが、最近は単行本を中心に年間30冊以上は本を読んでいます。
ほぼ毎日、少しの時間でも本を読みますし、特に面白いのは過去に読んだ本を読み返すと新たな発見があることです。
ネット社会になり、検索すればどんな情報もすぐに手に入ります。
でも皆さん、知っていますか。
IT情報化社会を作ったビル・ゲイツやスティーブ・ジョブズなどは大変な読書家だったそうです。
ゲイツは常に10冊から15冊の本をカバンに入れて持ち歩いていたとか。
文豪ヘルマン・ヘッセはこんな言葉を残しています。
「この世界の決まりやしきたりを完璧に知り、それを完璧に実践するのに、1回きりの人生では足りない。言葉がなければ、書き物がなければ、そして本がなければ、歴史はなく、人類という概念もなかった。」
本は私たちに様々な智慧や知識を与えてくれるのです。
悩んでいたり、心が疲れていた時に、偶然手にした本に救われたことがありませんか。
時に見えない世界は、このような形で救いの手を差し伸べてくれる時があります。
私たちに気づきを与えてくれます。
もちろん、見えない世界は本だけではなく様々な形でメッセージを送ってくれますが、私は本に救われたことが多々あります。
先日、お亡くなりになった寂聴さんの本には、何度救われた事か。
今も、様々な分野の本を読みますが、その都度、新しい知識や気づきなどをいただいています。
1500円くらいでその著者が長年培ってきた知識や経験を学べるのですから、安いものだと思います。
本を読みながら、その世界をイメージする。
これは脳科学的にもいいそうです。
読書は心を豊かにし、世界観を広げます。
自分の世界に入って妄想する。
そんな時間があってもいいのではないかと思う今日この頃です。