古神道の精神として脈々としてあるのが自然に対する畏敬の念です。
その自然の力をいただくために、縄文時代からすでに農耕が発達していたので、耕す、種まき、収穫など農作業に合わせて、四季折々祭りごとをしていました。
縄文時代(石器時代?)の人たちは森羅万象に神を感じ、祈り、そして生かされていることなど、あらゆることに感謝していたのが縄文人ではないかと思います。
そうなんです、祈りの原点はここにあるのです。
「感謝する」ことなんです!
今でも私たちは、自然に感謝し、祈るという心は受け継がれています。
ところで、1万年以上続いた縄文時代は争った形跡がありません。
今では遺跡からでしか当時の事を推測することはできませんが、縄文期の人たちは包容力に富み、平和的に他民族を受け入れ、様々な思想も文化も受け入れて、一つの日本を形成してきたのだと思います。
また古代人には壮大な宇宙観があったと言われています。
近年、新たな遺跡の発掘によってこれまでと違う縄文時代が見えてきています。
お参りに行ったら、まず「感謝」をすることから始めてみてはいかがでしょう。
そして、周りの人たちにも「感謝」の念を忘れないようにしたいものです。