とっても天気が良かったので、仙台駅東口周辺を散策していたら立派な五重塔が目に入りました。
それが光明山孝勝寺(仙台市宮城野区榴岡)の五重塔でした。
縁紀を調べてみると
当山は、日蓮宗の最北の本山とのこと。
確かに立派なお寺でした。
開山は、中老僧 一乗阿闍梨日門上人で大仙寺として開かれました。
伊達政宗公を始め伊達家の庇護のもと、伊達家一門の寺院となったようです。
政宗公が出陣する際、当山で戦勝祈願をしたところ、多くの武勲をあげたことから、縁起の良い寺として大仙寺という寺号から「全勝寺」と改めました。
万治2年2月に2代忠宗公の正室振子姫が他界。
その法名が孝勝院殿秀岸日辻大姉だったことから、その法号から「孝勝寺」となりました。
3代綱宗公は、幕府から突然隠居を命じられ、わずか1歳の亀千代丸(綱村公)が、伊達家4代を継ぐことになり、その事により、お家騒動が始まりました。
この一大事を乗り越え、亀千代丸を伊達家4代公として育て上げるために、母君三澤初子(政岡)は、その熱烈な法華経の信仰により伊達騒動の危機を救いました。
境内には、4代綱村公のご母堂が大切にしていた一寸八部の釈迦如来像を安置している釈迦堂がありますが、このお堂は孝勝寺の寺宝であり、仙台市の文化財にも指定されています。
お近くに来た際は、ぜひお参りください。