昨日(15日)は、ちょっと不思議な体験をしました。
私は托鉢をしているお坊様を見かけると必ずお布施をさせていただいています。
最近は見かけないなぁ~と思っていたのですが、昨日は不思議なご縁をいただきました。
ちょっと用事があったので、街中を歩いていました。
次の用事をすませようと、そこに向かって歩いていたのですが、急に気になることがあり、すこし遠回りをすることにしました。
そうすると、しばらくぶりに托鉢をしているお坊様を見かけたのです。
いつものようにお布施をさせていただこうと思い、バックから財布を取り出し小銭を用意したのですが、なぜかいつもより多くお布施しようと思ったのです。
そして、お布施をさせていただき「ありがとうございます」と合掌して過ぎ去ろうとしたら、お坊様に呼び止められたのです。
今までこんなこんなことはなく、何かやらかしたかと一瞬不安に駆られましたが、お坊様は私に観音様の小さなお札を渡そうと声をかえてくれたのでした。
なんとお坊様は海外の方でした。
が、流ちょうな日本語で、「観音様のお札を差し上げます。財布の中に入れて持ち歩いてください。あなたを守ってくれます。」と言って、私に渡してくれました。
私は、まったく想像もしなかった出来事に驚き、同時に感謝の気持ちに満ち溢れていました。
急遽、遠回りをしたこと、そこに托鉢をしていたお坊様がいたこと、そして何故かいつもより多くお布施をさせていただいたこと、そして観音様のお札をいただいたこと・・・見えない世界のお導きだったかもしれませんね。
これがいただいたお札です。👇
また昨日は、まったく気に留めていなかった歳末の募金に、その前を通った瞬間に募金をしていました。
「あれ、なんで募金したんだろう?」って感じです 笑。
托鉢とは、
ある日、お釈迦様は弟子たちに言いました。
「托鉢というものやりたい」と。
弟子たちは、「ならば、裕福な家に行きましょう」と言ったのですが・・・。
お釈迦様はこう言いました。
「裕福な家ではなく、貧しい家を回りなさい。貧しい人たちは自分が貧しいので人に施しができないと思い、今まで施しをしてきませんでした。だから貧しさから抜け出せずにいるのです。その貧しさの苦海から救ってあげるために、あなたたちは托鉢に出向くのです。」
奥深い話でしょ。
やはり、先に出すことが重要なんですね。
私たちは、それぞれ器をもっています。
お金も同様です。
隙間がないほどその器をいっぱいにしていると、神様が新たに与えようとしても受け入れる場所がありません。
ですから、程よく空けておかなくてはならないのです。
とはいえ、出すだけではなくなるだけですから、収入の道も必要です。
お金は循環させてこそ価値がでます。
豊かな生活をしている人は、人が喜んだり、感謝することには惜しみなくお金を使います。
本当に必要なものだったら、いくら高くても買いますが、無駄な買い物はしません。
もちろん、100円ショップやユニクロでも買い物はします。
お金が余っているから「喜捨」するのではなく、生活に差しさわりがないお金や物品を先に差し出すと、それが喜ばれる形で使われた結果として返ってくる。
それが宇宙の法則です。
ここにお金との付き合い方のヒントがあるかもしれませんね。
話を托鉢に戻します。
ということで、托鉢をしている僧侶は、お金を貰うために立っているのではなく、貰ってあげるために托鉢をしています。
ですから、お布施をしても「ありがとう」と言わないのが普通です。
むしろ、私たちは貰っていただいて「ありがとうございます」という感謝の気持ちが大事です。
そうそう、お金についてこんな言葉を聞きました!。
「お金は、私たちに幸せを運んでくれる天使です」
おお~なるほど・・・と、ちょっと感動しました 笑。
お金に対するネガティブな感情を払しょくし、お金のイメージを変えるとお金とも仲良くなれます。
物として扱うのではなく、私たちに幸せを運んでくれる天使と思うと、必然とその扱いは変わりますよね。
お互い大切に扱いましょう!。