私の母は、11歳の時に父を亡くし、39歳の時に夫(私の父)を亡くし、計り知れない苦労をした人でした。
なのに、いつも笑顔で、いつも笑っている人でした。
そんな母の通夜の時、二時間以上も弔問に訪れる人が絶える事がありませんでした。
長年母と離れて暮らしていた私にとっては、その時間は、私の知らない母親を知る時間となったのです。
母は、分け隔てなく出会う人全てに、まるで友人のように接し、その御縁を大切にしていたのです。
それは決して意識してやっていたのではなく、無意識に、そして自然に出ていたものでした。
多くの人から、「お母さんにお世話になりました」と言われました。
驚きでした・・・。
ただの田舎のおばあちゃんと思っていた母は、私にはとても真似のできない素敵で凄い人でした。
まさに「笑う門には福来る」と言う言葉を証明する生き方をした母です。
生きていれば様々な事を経験します。
幸せに、そして日々穏やかに生きたいと願っても、辛いこと、苦しいこと、悲しいことなどがやってきます。
そんな時には、早く嬉しいことや楽しいことが起きるといいなと思ってしまいますが、そんな時こそ笑顔や笑いを忘れないでいると自分で機嫌よくなれ、嬉しいことがやってくるみたいです。
「笑う門には福来る」という諺は豊かさを引き寄せる魔法の言葉です。
「ありがとう」という言葉も同じです。
「ありがとう」と言われて嫌な気分になる人はいません。
自分から「ありがとう」と言って嫌な気分になる人はいません。
いつもご機嫌ならすべてがうまくいく。
アメリカの大学の研究に、
今、あなたが幸せなら、あなたの友人も幸せ、さらに友人の友人も幸せという研究結果があります。
一人が幸せだとその幸せは友人の友人まで伝染するそうです。
ご機嫌でいる・・・。
単純なことですが、多くの人にそのご機嫌エネルギーは伝染するのです。
「類は友を呼ぶ」
ご機嫌エネルギーは、たくさんのご機嫌な人を引き寄せます。
そしてご機嫌な人は、仕事もお金も循環しています。
はい皆さん、今、鏡を見てみましょう。
どうです、どんな顔をしていますか?。
もし、ブスッとしていたら、口角を上げて上をみて深呼吸をしましょう。
口角を上げると脳は笑っていると勘違いします。
嫌な事があったら、口角を上げる。
お忘れなく!。
いつもご機嫌でいるには、気持ちを切り替えるトレーニングが必要です。
自分に起きた嫌な出来事さえも笑いに変えられる、素敵なセンスを身に着けたいものです。